森林公園研修区
1987/12/05

東武鉄道 越生線 5000系
坂戸駅
前回の小田原旅行から2週間後、すっかり撮り鉄に目覚めてしまった原付は、地元の東上線の車両を写してやろうと、果敢にも森林公園検修区に電話。

見学させてください、と伝えるといいですよ。とうれしいお返事。

まごまごしていて家を出たのが14時過ぎになってしまいましたが、とにかく出発です。

まずは坂戸駅で今は見られなくなった越生線の5000系を写してから出発です。

当時坂戸駅の駅員が「越生線に10000系が走るのは500年くらい先じゃないの?」と冗談めかして話していて、500年は冗談だけど、当面走る事は無いだろうな、と原付も思っていたのですが、思いの外、10年も経たないうちに走るようになり、5000系も引退してしまいました。

東武鉄道 クエ7000
森林公園研修区(以下同じ)
森林公園駅を降り、検修区までの道のりをとぼとぼ歩いていると、入口のところになにやら古めかしい車両が置かれていました。
型番を調べると、クエ7000とかかれています。

後で鉄道ファンのバイブル、カラーブックスを買った時に調べてみたら事故発生時の救援車だったもののようです。

撮影当時には既に足回りを外され、倉庫として使われていましたが、今も有るのでしょうか。。。

東武鉄道 8000系
詰め所を見つけて、声をかけてみると、中から係りの人がでてきました。挨拶をして、場内を案内してもらえる事になりました。

まずは庫内に案内され、点検中の8000系を見せてもらいました。

東武鉄道 8000系(更新形)
更新形の8000系。
運転席に乗せてもらい、写真を撮って貰いました。

東武鉄道 5000系
実のところ、原付は撮り鉄だったので、工場内の説明とかにあまり興味がなくて、早く車両の撮影がしたくてしょうがなかったのですが、やっと写せる時がやってきました。

トップバッターは一番端に止まっていた5000系。

7800形などの旧型車の更新で生まれた車両ですが、更新時期が新しかった為、設備が10000系に準じていて、未更新の8000系よりも内装はまともだったのが印象深いです。

しかしながら種車が釣り掛け駆動なので走行音はかなり豪快です。

東武鉄道 10000系
次に10000系。
まだ登場して日が浅いので真新しいですね。

東武鉄道 8000系(更新形)
そして8000系の更新形
このタイプも出てまもなかったので、当時は物珍しさに何枚も写しています。

しかしながら現在では、こちらの更新形の方が多くなってきてしまい、一時期は東武の顔とも言われた8000系の野暮ったいデザインの車両ももう少ししたら過去の話になっていくのでしょうね。。。

東武鉄道 8000系
オーソドックスな8000系。

この頃の東上線の車両は殆ど行き先が「池袋⇔森林公園」のような書き方になっていて、これが遠目では実に見づらいものでした。森林公園の公園まで書ききれなくて縦書きされているのもその一因だと思うのですが、当時は方向幕の操作が手動だったので、方向転換の度に操作するのが面倒だったからかも知れません。

当然、側面にも案内表示が無いので、正面を見逃すと何行きが来たのか分からなくなってしまう事もありました。

また方向幕が手動だったので、中途半端な位置になったまま走っている車両も有りましたね。。。

東武鉄道 9000系
最後に9000系です。

この車両を撮影した後、係りの人にお礼を言って家路につきました。


(終わり)
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