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そして最終日。
宿をチェックアウトするので、銀海食堂に電話をするとすぐ行きます、との事で、待っていると5分ほどで自転車に乗って店の人がやってきました。室内をチェックして貰いOKが出たのでお礼を言って出発です。
今度は奄美大島北部を時計回りで回ってみたいと思います。
まずは名瀬からMTBツアーに行く時に見えたループ橋。気になって再訪しました。
山の上は住宅街になっているらしく、地元民ぐらいしか通らないようです。特に景色がすばらしいとかはないので、隠れた観光名所、という事にしておきましょうか(^^;) |

名瀬市街を遠望 |
途中、ツタヤによって奄美の地元ミュージシャンのCDを漁る事に。
最初は中孝介のCDを探していたのですが、インディース時代のアルバムは島唄とかを歌っていたようで、とりあえず今回はパス。
で、今回購入したのが、
・ネラヤ☆カナヤの島魂(マブリ)
・ハシケンのライブアルバム
・サーモンアンドガーリックのハブマンショー
という3枚です。
で、名瀬市街から鳩浜町方面へ県道を走って秋名方面へ左折。
ちょっと行くと「大熊(だいくま)展望広場」という場所があったので立寄ってみると、名瀬市街が一望できる場所でした。
手前の島は山羊島という島で、島に奄美シーサイドホテルが建っています。 |
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その後は山を越え、海岸に出てを繰り返し、集落以外は人気のないこんな感じの道が延々続きます。
車内ではサーモンアンドガーリックのCDが流れています。三線を交えたコミックバンドなのですが、なかなか面白いです。
地元の方言がたまに出てきますが言葉の意味は良く分かりません。。。あとで歌詞カード見てみよっと。 |
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途中綺麗な場所があったので一枚。
そのまま行くと、半島を一周するように回って龍郷町に入り再び国道58号にぶつかります。
昨日は土盛海岸でろくに泳げなかったので今度こそ潜ってやるぞ!という事で穴場的スポットとオススメの「崎原海岸」へ向かう事に。
カーナビを参考にだいぶ近くまで来たのですが、どうも行き止まりっぽくて、どこがビーチか分かりません。。。
意を決して行き止まりの先の細い道に入っていくと何件か民家らしきものが見えてきました。
その横が砂浜になっているので、どうやらここが崎原海岸のようです。 |
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ろくろく車を止められそうな場所もなく、意外と訪れる人も多かったので無理くりに車を路肩に寄せて駐車。
ビーチに出てみるとご覧のとおりの砂浜。
遠浅の海水浴場です。
内湾なので波もなく、カミさん共々大はしゃぎで海にザブン!
・・・が魚は殆どいません。。。
写真を撮ってやろうと水中カメラも持ってきたのに〜 |
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で、原付に異変が。。。
なんと船酔いしてしまいました。。。
船じゃないので「スノーケリング酔い」とでも言えばいいのか。。。
カミさんにその事を伝えて浜辺に上がり、甲羅干しに徹する事に。
1時間くらいしてカミさんも上がって来ました。
残念ながら魚は殆ど見られなかったそうです。
ハテの浜の時の印象が強かっただけにちょっと残念です。
ここの海水浴場はトイレ・シャワー完備なのがウレシイですね〜。 |
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で、最後の観光。
日本ではここだけになってしまったハブとマングースのショーをどうしても見ておきたくて、名瀬まで戻ってきました。
入場料を払うと1Fが土産物屋になっていて、ハブの革細工やハブ酒などが展示されています。
開演まであと5分くらいだったので、1Fで待っていると、店員さんから「2Fでお待ちください」と声がかかったので、2Fにあがってみました。
2Fは何匹ものハブがケースに入って飼育されていて、ハブに噛まれた人の写真(ちょっとグロテスク)や、ハブが丸呑みした小動物の剥製やらが展示されていました。 |
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ここの館長が、奄美にやってきてハブに打たれた(ぶつかるようにして噛み付くので「噛まれた」といわず「ぶたれた」と言うそうです)人をどうやって救おうかと何十年に渡って腐心してきたそうです。
その甲斐有って今ではハブに打たれて死亡する人はだいぶ減ってきたそうです。
ここはそんなハブとの付き合い方について広く啓発する為の資料館となっているそうです。
さて、開演時間になったので呼ばれて3Fに上がると視聴覚室のような部屋になっていて、真中にハブとマングースが入れられた檻があり、それを囲うように座席が設置されています。
最初は我々を含めて二組しかいなかったのですが、いざ始まってみると会場は満員。 |

マングース
初めて見るけど意外とかわいい |

ハブ(サキシマハブ)
これから起こる事など知る由もなく。。。
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まずは、館長の出演するビデオを20分ほど上映されて、その後先生?からハブについてのレクチャーが始まります。
奄美の方言が混じっていてイマイチ聞き取れなかったりしたのがタマにキズです。。。
その辺の箱からハブを取り出してきて、首の根元をぐっと押さえるように持ちます。
この押さえたあたりに毒が溜まる腺があるらしく、そこをぎゅっと絞って牙から毒を抽出していました。 |

ハブの牙 |
その後その毒抜きしたハブを見学者の前に持ってきて牙の説明をしてくれました。
「触ってもいいよ」と言っているので勇気をもって触ってみると、冷たくなった動物の腹を触っているような柔らかさです(説明が分かりづらいな。。。)。
腰が引けて完全拒否の人もいれば、興味しんしんで触る人もいて見ていて面白いです。
いくら毒を抜いているとはいえ毒蛇ですからねぇ。。。
さて、その辺説明が終わると、いよいよハブマンショー(Byサモガリ)の始まりです。 |

ショー開始
一瞬でハブに飛びつくマングース。
あまりに早くて映らなかった。。。 |

ハブにじゃれ付くように攻撃を加えていきます。
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鶏肉が投下されると。。。 |

ハブはほったらかし。。。 |

何よ〜? |
ステージ中央の檻は真中に仕切りがあり、これをぱっと持ち上げるとあっという間にマングースがハブを捕らえます。
猫がじゃれるようにハブをいたぶっていると1分ほどで先生が上から鶏肉を投下。コレで勝負あり!です。
鶏肉をあげるのはマングースが鶏肉を食べれるならハブの毒に冒されていない、という証拠らしいです。
息も絶え絶えになったハブは檻から取り出され、脇の箱にしまわれました。
沖縄では、動物愛護団体のクレームによって中止されたハブマンショーですが、奄美でコレを続けているのはヘビ革製品やハブ酒が主要な産業になっていてこのハブも無駄なくちゃんと使って供養するからだそうです。
沖縄ではマングースが希少動物を食べてしまって一気に邪魔者になってしまったのに対して、奄美では未だヒーロー扱いです。まぁ、これはまた別の話。 |
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さてハブマンショーも堪能したところで、そろそろ空港に戻らなくては。
昨日発見したガソリンの法則にしたがって一旦名瀬市内で給油。「特価販売中」と出ているガソリンスタンドにうっかり入っちゃったのですが、リッター156円で最初に入ったスタンドよりも割高。。。
奄美のガソリンスタンドは単価を出している所が殆どないのがヤ〜ラシ〜デスネ〜。。。
で、なかなかスノーケリング酔いがさめないのと、暫く食事が出来ないのと有って、最後に再度鶏飯を食べる事に。
ガイドブックにも載っている「けいはん ひさ倉」に行ってみました。
味はいけているのですが、鳥しんに比べるとややあっさりした感じです。
カミさんは「家政婦は見た!」と訳の分からない事を言ってます。 |
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店を出て、何を訳の分からない事を言っているのか聞いて見ると、「調理場で出汁に化学調味料を入れていた!」と言ってます。
そんなもんなんですかねぇ〜。。。
さて、空港に到着したので、最後のガソリンを入れる事に。
今回は丁度反対側から来たので、昨日入れたスタンドとは別のスタンドです。
その時は気付かなかったのですが、家に帰ってきてからレシートをみてびっくり!
なんとリッター196円です。。。キター!!! |
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という事でレンタカーを返却しおわって、空港まで送ってもらえる事になったのですが、借りてたレンタカーにそのまま乗って空港まで送ってくれました。
こっちの方が効率がいいといえばいいのかも知れませんね。
まぁ空港は目の前なんですけど。
という事で5日間、あっという間でしたが無事に東京に戻ってきました。
なかなか行く機会は無いかも知れませんが、いつかまた訪れてみたい場所です。
(終わり) |