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結局まんじりともしないまま夜明けを迎えると、雨は降ったり止んだりしています。厚い雲は残っているものの、時より青空ものぞかせています。
軽自動車の寝苦しい車中泊で凝り固まった体を伸ばそうと、外に出て見てみると虹がかかっていました。
携帯で写したので写した時は気付かなかったのですが、良く見ると虹が二本かかっていますね。
(左端の電柱のあたり)
で、ヤドリ浜へ降りてみたのですが、前夜の雨で水は濁り、水も冷たかったので、結局ここでも水につかるのは諦めました。。。
何の為の車中泊だったのか・・・(笑) |
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軽くヤドリ浜を散歩してから、そのまま古仁屋の町に戻り、折角なので展望名所として有名な油井岳展望台に登ってみる事に。
展望台までは車で行けるのですが、ご覧のように上空の雲に入ってしまい、結局何も見えませんでした。。。 |
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という事で再度古仁屋に戻り朝食と相成りたいと思います。
「なりみそ」と呼ばれるソテツの実から作った味噌が港(せとうち海の駅)で売られているとネットで情報を得ていたので、行ってみると、待合室の横で広げている屋台で売られていました。
どうやって調理するのか見当が付かなかったので、お姉さんに質問したら、「チャンプルーに入れたり、酒のつまみとして出したりします」との事です。
原付の家庭では余りピンと来る調理法じゃなかったので、「味噌汁にして食べたりしますか?」と聞いて見ると、「余り食べませんね」との回答。
「やっぱり味噌汁としては合わないんですか?」と訪ねると、「いや、美味いとは思うんですけど、高くて地元の人は味噌汁には入れない」という事らしいです。なるほど。
それならば味噌汁にして飲んでやろうと一袋所望してきました。 |
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そして更に中をうろうろしていたら、奥に魚市場があり、2Fにはレストランが有りました。
魚市場があるって事はレストランも新鮮な素材を使っているだろうと思い、そこに入ってみる事にしました。
入口は開いてたのにまだ開店していなかった様で、レジでちょっと足止めを食らったあと、特別にという事で通してもらいました。
メニューを見てみると、なんと「ウニ丼定食」が有るじゃないですか!? |
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ウニと言えば北海道のイメージがあったので、こんな南の島で食べれるとは思わなかったのですが、後で調べてみると沖縄の古宇利島あたりもウニが名物だったりします。
という事でカミさんはウニ丼定食を、原付は刺身定食を注文しました。
ご覧のとおり、ウニ丼、です。早速食べてみると北海道で食べたウニよりも若干臭みが有るものの、なかなかの味です。
刺身定食も魚が新鮮でコレはコレで美味でした。 |
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席からガラス越しに見えたこのフェリーは請(うけ)島、与路(よろ)島に向かうフェリーです。
食べ終わった後、カミさんが初日に刺された場所が痒いとしきりに言っているので患部を見てみるとかなり赤く腫れ上がっていたので、医者に連れて行くことにしました。
診察して貰っている間、やる事がなかったのと、写真のとおりだいぶ天気が回復してきたので、油井岳にリベンジしに行く事にしました。 |

阿木名集落方面 |
という事で油井岳展望台まで戻ってくると、ご覧のとおりの景色が広がっていました。
それ程時間に余裕がなかったので、さらりと写してまた病院に戻ると、まだカミさんの診察が終わっていなかったので、しばしの休息という事でブログの更新(笑)
更新し終わってちょこっとしたらカミさんが戻ってきました。
診察結果は結局何かは分からないけど虫に刺された(おいおい^^;)のだろう、という事で注射を打たれて、塗り薬と飲み薬を貰ったそうです。
歩くのには不自由無さそうなのであちこち観光しながら名瀬に戻る事にしました。
戻る前に、古仁屋でガソリンを入れたのですが、値段が高いであろう事は容易に想像できたので、10リッターだけでお願いしたら、案の定リッター158円でした。
(この頃の東京でのレギュラーがリッター135円くらいです。。。) |

大島海峡と加計呂麻島(奥が東シナ海方面) |

少し違うアングルから |

古仁屋市街(奥は加計呂麻島) |

大島海峡と加計呂麻島(奥が太平洋方面) |
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国道58号線を住用のマングローブのところまで戻り、右に入ってずっと走っていくと、市(いち)という集落に着きます。ここの湾の真中にドンと居座っている小島がトビラ島と呼ばれる島です。
この島には伝説が残っているのですが、ここでは割愛。詳細はこちらを見て下さい。 |
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綺麗な円錐状の島です。人は住んでいないようです。 |
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戻る道の途中に有った立派なガジュマル?の木。
根元は岩石になっているので、おそらく道を作るときに削り残したものだと思います。
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写真見切れちゃった。。。 |
更に戻る途中(実は向かう途中でもちゃんと存在を確認していますが。。。)にあった奄美アイランド。
どんなものがあるんだろうなぁ。。。とチラッと覗くとこの写真で言うところの右端の辺りに電車の影が。。。 |
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ちょこっとお邪魔してみると、なんと京都市電が置かれています。オープンデッキ、ダブルルーフ、ポール集電の2軸単車です。9号と書いてあります。
手入れは良く、ちょっと整備すれば走り出しそうです。
車内には立ち入れず、詳しい解説も見当たらなかったものの、こんな離島で鉄道車両を見られるとは思っても見ませんでした。
なお、ネットで検索してみると、狭軌1型という形式の9号だそうです。
この後の時間を考えて、ここは市電を写すだけで退散です。
流石に申し訳ないので、気持ち程度に缶ジュースを買いました。 |
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奄美アイランドを後にして更に国道まで戻るとすぐに「道の駅奄美大島住用」があります。
マングローブ林が見える国道に立つと、高台から綺麗に見渡せそうな展望台が見えます。
そこに行こうと車を走らせると道の駅に到着します。
気軽に展望台まで行けるのかと思いきや、なんと入場料が必要との事で一瞬諦めかけたのですが、その時目に止まったのが「モノレール」の文字。
鉄っちゃんならこの奄美唯一と思われる鉄道に乗らなければ男がすたる!という訳で入場料がもったいないと渋るカミさんを説得してモノレールに乗りに行く事に。
カミさんはもったいないから行かない、という事で道の駅の休憩所で待っている事になりました。 |
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入場料を払って建物の反対側に出るとまず庭園があります。
別段見るべきものもなく、足早にパス |

庭園を突っ切ると見えてきました。
モノレールの線路 |

コレがそのモノレール |

完全にオープンスタイル(笑) |

車窓 |
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モノレールの駅に着くとカヌーの体験もできるようになっているらしくカヌーの体験をする人々が何人かいましたが、そこも素通りでホームへ。
ホームに係員がいてチケットを見せると、車内に案内してくれました。シートベルトをするよう言われたので、ベルトをかけると、扉を閉めて出発です。
なんと係員同乗です。ワンマン運転です(笑)
流石3セク。。。
途中傾斜が何箇所か変わる場所があって、イスはブランコのように水平になるように自動的に角度が調整されます。
という事で頂上まで上がって展望台に出るとマングローブ林が下方に見渡せます。
ネットでたまたまドアスコープを使って魚眼撮影ができるという記事を見つけたのでホームセンターで購入したドアスコープを使って何枚か写して見ました。
・・・が、あんまり上手く映ってないですね。。。 |

ドアスコープ越しのマングローブ |

ドアスコープ越しの奄美上空 |
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満喫した所で、そろそろレンタカーの返却時間が近づいてきているので、道の駅を後にして空港までひたすら58号線を北上。
思いの外早く着いてしまったので、奄美で一番綺麗なビーチといわれる土盛(ともり)海岸に行ってみる事に。
その頃から天気が曇りがちになってきていてビーチに着いた時もこんな感じの天気だったのですが、折角なのでちょっと潜って見る事にしました。
が、案の定というかちょっと肌寒いうえ、波が出てきていて、いくらリーフ内といってもちょっと心配な感じで、魚も殆ど泳いでいなかったので、30分ほどで撤収。。。 |

リッター169円!
名瀬市街から空港までなので約2.5リットルで済みました。 |
レンタカーを借りた時、「空港から名瀬市街までの間にガソリンスタンドがないので、空港横のガソリンスタンドで入れて、満タン証明のスタンプを貰ってきて下さい。」と言われていたのですが、ピンと来ました。
島のガソリンが高いのはしょうがないですが、店員がわざわざ念押しする位なので、きっと空港横のスタンドは更に高いに違いない。ということで、少しでも安く入れようと、名瀬市街で一旦満タンにしてから空港横のスタンドで入れる作戦に出ました。
果たしてその結果は予想通り。名瀬市街で145円(それでも高いよ〜)だったのですが、空港横ではなんと169円です。。。
余りにも嬉しくて思わず写真に撮ってしまいました(笑) |

鳥丼
地鶏がウマ−です。 |
空港でレンタカーを返却したあと、別のレンタカー屋で新しいレンタカーを手配しました。今度はeKワゴンです。
で、そのまま一旦宿に戻り、汗を流した後晩飯と相成りました。
折角なので島唄が聞ける居酒屋に行こうと言う話になり、「かずみ」という店に行って見たが、時間が遅かったせいか生憎の満席。。。
仕方ないのでうろうろしていたら、偶然2日目に昼食を食べた「鳥しん」を発見。
(車で連れて行って貰ったので、どこにあるか知らなかったのです)
奄美の郷土料理でまだ食べていない物があったので、ここで晩御飯にする事に。 |

郷土料理の油ゾーメン
ビーフンのそうめん版みたいな感じです。 |

やぎ汁
沖縄では食わず嫌いだったのですが意外といけることが判明。 |

グァバジュース
種入りでタピオカみたいです。 |
郷土料理を数々注文し、カミさんと二人で賞味したのですが、カミさんは食べたがりの割に小食なので、色々注文してみんなちょこっとつまんだら「お腹一杯!」というわけで原付が残りを全部平らげました。
おかげで原付もかなり「お腹一杯!!」でした。
その後ぶらぶらと歩いて宿に戻って、疲れていたのかすぐに眠ってしまいました。
明日はいよいよ最終日です。。。 |