四国初日の出 1
2007/12/31

明石海峡大橋
原付は2000年頃から冬休みになると車中泊で初日の出を見る旅に出かけるのが恒例になっていました。
(それ以前はT-SQUAREの年末ライブに通いつめてた訳ですが。。。)

例年、千葉や伊豆辺りに行く事が多かったのですが、流石に飽きてきたので、今年はどこか遠くに行ってみよう、と言うことで、思い切ってまだ行った事のない室戸岬で初日の出を拝み、ついでに四国観光をする事にしました。

しかし、天気予報では年末年始にかけて関東を除いて全国的に大荒れになると言っています。
高知県のあたりも年始の初日の出は厳しいらしく、下手すると雪になるかも知れないそうです。

そうなるとそもそも旅行の動機が否定されてしまうわけで・・・。でもそれならそれで普通に四国観光でいいや、と開き直って出かけることにしました。

淡路S.A.の観覧車
念のためにスタットレスタイヤを新調し万全の準備をして出発です。

年末のUターンラッシュに当たるのが嫌だったのと、いつも混む大阪付近をなるべく早朝のうちに通過しておきたかったのとで、逆算して家を30日の夜10時くらいに出発して夜通しでいける所まで行ってみる事にしました。

流石に年末だけあって、いつもなら東名名物?の85キロと90キロでカーチェイストラックもなく、思いの外順調に進みました。

途中足柄、日本坂、浜名湖のS.A.で休憩をはさみ、関ケ原を過ぎた当たりで流石に疲れてきたので、多賀S.A.に入りひと眠り。

淡路S.A.から明石海峡大橋を望む
5時間ほど休憩をはさんで、再度出発。思ったより良く寝てしまい、大阪を通過したのは昼前になってしまいましたが、思いの外空いていました。

その後明石海峡大橋を通過し、淡路島に上陸です。
ガソリンがなくなってきたので淡路S.A.で給油を兼ねて休憩。

S.A.からは明石海峡大橋と対岸の須磨の辺りが一望できます。

また観覧車も設置されていて一昨年の年越しでは、ついつい乗ってしまったのですが、今年は見るだけにしておきました。

淡路S.A.から須磨方面を望む
その後淡路島を縦断して行くのですが、海沿いの山の中腹を走る場所が多い為か、風が強くて走りづらかったです。吹流しは真横向いちゃってるし。。。

何とか鳴門海峡大橋にたどり着き、ついに四国上陸です。

鳴門海峡大橋
まずは腹ごしらえと言うことで、ガイドブックをめくると、徳島は、徳島ラーメンと言うご当地ラーメンが名物になっているそうです。

ガイドブックの中で一番オススメになっていた「いのたに」というラーメン屋に行ってみようと思い、電話をかけると「麺がなくなると閉店なんだけど、そろそろ麺がなくなりそうなので、早めに来て下さい。」とのことなので、
急いでいのたにへ。
ナビの案内にしたがって無事到着。

人気が有るらしく、年末のこの時期でも少し並んでいる人が居ました。

中に入ると食券を買うようになっていて、原付は中華そば肉入大盛と玉子、カミさんは中盛と玉子を注文。

まずは水。
コップの上に蓮華を置いて出してきました。
←So Nice!

中華そば肉入中盛
暫く待っているとお待ちかねのラーメンが出てきました。
スープは醤油ベース、麺は細麺で、甘辛く煮た豚肉が入っています。
スープと麺だけを食べると結構さっぱりしているのですが、肉がちょっと甘しょっぱい感じです。

正直食べているうちに肉のしょっぱさが気になってきますが、モチロン完食です。

ライスを頼んでラーメンライスにしている人がいて、原付も真似したかったのですが、腹いっぱいになってしまったので今回は断念しました。

徳島駅
腹も満たされて気分が良くなった所で、足跡を残しに徳島駅へ。
駅ビルも建っていて思いの外近代的です。

折角なので列車の写真も納めてきました。


JR 徳島本線 1000形
徳島駅
まずは1000形ディーゼルカー。
JR四国の車両は国鉄時代から引き継いだ車両を除き全て私鉄風のハイフン無しの4桁の形式を与えられています。

JR 徳島本線 1500形
徳島駅
そして今回初めて見た1500形。

単行運転ができるように両運転台構造になっています。
トイレが設置されている(車両横のロゴマークの部分)ため、サイドの窓が極端に少なくなっていて、583系寝台車を改造した419系のようなサイドビューになってます。

JR 1200形
徳島駅
そして上で紹介した1000形にトイレを設置した1200形です。

今後JR四国の一般車両はこの緑の塗り分けにしていこうとしているのでしょうか。

なかなか、アイデンティティが決まらないみたいですね。。。

JR キハ40形
徳島駅
そしてキハ40形。

思いの外たくさんの車両が集まっていて収穫が多かったです。

写真を撮り終わり、時間も17時近くなってきたのでぼちぼち室戸岬へ向かいたいと思います。

折角なので温泉にも入りたいのでガイドを調べると道の駅宍喰温泉が割と遅くまでやっているのと、室戸岬への道の途中なのでちょっと料金が高い(1000円)けど、そこへ向かう事にしました。

途中嫌な感じの雪雲が出てきて一瞬雪がチラつきましたが、その後すぐに止んでしまいました。

阿佐海岸鉄道 海部駅
何とか20時前に宍喰温泉に到着して、温泉の窓口に行くと、1000円かかると思っていたのが410円で済みました。
中に入ると浴槽が一つだけでガイドブックで見たものと雰囲気が全然違います。
なぜだろうと思って入浴していたのですが、上がってから、道の駅に併設されているホテルリビエラにも風呂があることが判明。そっちが多分1000円の風呂なんだと思います。
まぁ、こちらもそれなりに足を伸ばして入浴できたので、値段を考えれば満足です。
風呂から上がって、まだ終電まで時間が有りそうなので、程近い場所にある阿佐海岸鉄道の宍喰駅へ行ってみる事にしました。

しかし残念ながら列車は丁度行った後。。。時刻表を見ると、後10分ちょっとで海部発の列車が到着するようで、その列車は海部駅で牟岐線の列車と接続するようなので牟岐線も写してやろうと、宍喰駅では切符だけ買って、車で海部駅に向かいました。

で、車で5分ほどで海部駅に到着です。
駅前には開通記念の碑が掲げられています。

海部駅は無人駅で、切符の自販機も無く、2線が接続するターミナルの風情は全くありません。。。

逆に宍食駅のほうが駅員もいて規模が大きいような感じすらします。
(切符買ったのに乗らなかったので変な顔されました。。。)

路線は高架線になっていて、階段を上がるとホームになっています。

阿佐海岸鉄道 阿佐東線 ASA-201形
海部駅
JR四国と第三セクター鉄道の一部では駅ナンバリングを実施しているようです。牟岐線はM、阿佐海岸鉄道はAKでした。

寂しい駅で暫く待っていると、阿佐東線のディーゼルカーASA-201形がやってきました。

ここの会社は赤字が深刻らしく、路線長が8.5キロしかない上、沿線人口は少なく、廃止されてしまう可能性もあるそうです。

国鉄時代には、現在土佐くろしお鉄道として営業している阿佐西線と接続する予定だったようなのですが、おそらくこれからも開通する事は無さそうです。。。

JR 牟岐線 キハ185系
海部駅
ASA-201形を写して暫くすると、牟岐線の列車がやってきました。

キハ185系です。
普通列車としてやってきたのに特急形が入線してきました。

この一時だけ、乗り換えの人々で駅がにぎやかになりました。

JR 牟岐線 キハ185系
海部駅
しかも反対側は、国鉄時代の塗装に戻ったグリーンのキハ185系でした。ラッキー!

その後再び室戸岬への道を進み、22時過ぎに無事到着しました。駐車場を見つけ車を停めて、外で一服をしていたら、後ろの方からネコがやってきました。
エサを求めているようなので、カミさんに頼んだらせんべいをくれやがりました(爆)
ネコは食べようと努力するものの噛めない様子で、表面の塩気だけ舐め取ってどこかへ居なくなってしまいました。カワイソス・・・

その後その匂いにつられたのか、今度はノラ犬がやってきました。。。野犬だと怖いので、こっちはノータッチにしておきました^^;)

ネコ
さて、原付のドライブといえば、車中泊なのですが、今年の年越しもスパイクで迎える事が出来ました。
で、恒例の年越しそば、今年も車内で楽しもうと思っていたのですが、準備をしようとしたら、カミさんが、

「コンロ忘れた。。。」

No〜〜〜〜〜!!!(TOT)

仕方ないので、ナビで近所のコンビニを探した所、5キロほど先にあるようなので、そこまで行ってカレーうどん(何でうどんやねん!)を調達。戻ろうと思ったら途中の交差点で警察に止められてしまいました。
何でも、大晦日の夜は岬へ向かう道路へこちら側からの進入を禁止していて、ぐるっと回って反対側から入って欲しいとの事。
仕方が無いので、反対側へ大回りをしていたら、道すがら珍走団の影が。。。
そういうことか、と合点が行きました。こんな所でも年越し暴走をやる輩がいるものなんですね〜。。。
で、反対側の交差点でも警察が検問をやっていて、「初日の出の方ですか?」と聞いてきたので、「そうですよ」と答えると、丁寧にも周辺の駐車場などを記載したわら半紙のマップをくれて、通してもらいました。

お陰様で珍走団のお祭りに悩まされずに済みました。
わら半紙、懐かしい香りがしました(*^^*)

買ってきたカレーうどんをすすりながら紅白でも見ようとテレビをつけたらやっぱり映らない。。。ラジオをつけたら辛うじて受信しましたが、中国か韓国のDJがまくし立てるユーロビートのラジオが混信してうっとおしかったです。。。

食べ終わって外に出てみるとなかなかの星空。初日の出期待できそうです!

それでは、皆さん、よいお年を!
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