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という事で3日目。
今日は奄美大島観光名所めぐりをする事になりました。島を反時計回りで回っていこうと思います。
あと、カミさんがスノーケリングをやりたいと申しておりますので、いい場所が有ればそこにも行って見たいと思います。
写真の南の島にありそうな建物は「群倉(ぼれぐら)」と呼ばれる穀物などを保管する高床式の倉庫で、数々の特徴があるため県の文化財に指定されているそうです。
その辺の詳細はこちらをご参照ください。 |
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島の東シナ海側は全体的に山がちで、平地はあまりありません。
なので、海に沿うように走る県道も上っては下りての繰り返しになります。
借りたMRワゴンはアップアップしながら登っていきます。。。
と、思えばちょっとした浜辺が有ったりもします。
一ついえるのは、どこまでも青い海と空、主張する緑はどこでも普遍的に見える光景です。 |
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上の写真を写した浜に流れ込む小川があったので、写真に撮ったら、カミさんが映ってしまいました(笑)
それはいいとして、なんかこの写真、カミさんが巨人に見えませんか?
ジュワッ!見たいな感じで・・・(笑) |
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そしてこれが「徳浜の断崖」と呼ばれる崖です。
鎌倉時代の大地震で出来た崖らしいのですが、とにかく高いです。
比較に街路灯を入れてみましたが、なんとなく写真だとこの高さは伝わらないですね。。。
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その崖の後ろ側。
ぎりぎりまで崖が迫っているので、道路も海のぎりぎりの所にあって、歩道は海の上になってしまっているのですが、その歩道の柵がご覧のとおりのサビっぷり。
ちょっと近寄りがたい感じです(笑) |
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綺麗に並んだ岩。
多分この辺だったと思うのですが、小中学校で多分体育祭の応援合戦の練習をしていて、なんだかとっても和んでしまいました。 |
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高い空、飛行機雲。 |
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そうそう、カミさんからスノーケリングをやりたいと希望が出ていたので、人気のいなさそうな海水浴場を探していたのですが、延々と車を走らせて最後のどんづまりまで来たところに有ったのが船越海岸です。
じゃあ、ここでやってみようかと浜辺まで降りてみたものの。。。
人気は文句なし!ですが、岩がごつごつしている上に外海に近いせいかやや波が高く、魚もあまり泳いでいないようです。
というか原付夫妻のスノーケリングは陸に近い所でどざえもんのように浮きながら魚を見るだけなので、浜辺に魚がいないと基本的にはもぐらないのです。 |
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という事で、足を浸すくらいで船越海岸を後にして、思ったより時間が余ったので、隣の加計呂麻島(かけろまじま)へ行って見ることにしました。
願わくば砂浜が綺麗と評判の実久集落にも立寄りたいなーという事で、フェリーに車を持ち込んで乗船です。
加計呂麻島行きのフェリーは古仁屋(こにや)という集落から出発します。船の時間に間に合うかぎりぎりでしたが、なんとか間に合いました。。。
で、飛び乗ったフェリーは加計呂麻島の瀬相(せそう)港行きでした。
お昼を食べていなくて、だいぶ腹が減っていたのですが、加計呂麻島に行けば何かしら食べられる所はあるだろうとタカをくくって食わずに乗船したのですが、瀬相港に到着してみると見える建物は待合所と民家のみで何も有りません。。。 |

諸鈍のデイゴ並木
写真の場所の右側にリリーの家があります。 |
この分だと、他の集落にもお店は少ないだろうと思い、先に島で一番栄えている(と思われる)諸鈍(しょどん)の集落に行き、腹ごしらえをした後、デイゴ並木とリリーの家に行って見ることにしました。
瀬相港は島の中央部、諸鈍は島の東部にあって、そこに行くなら生間(いけんま)港から行った方が全然近かったのですけどね。。。
二つの港を結ぶ県道は結構狭く、あちこちで道路工事をやっていてダンプも結構やってきます。工事が終われば快適な道に生まれ変わるのかも知れません。
何とか生間の港に到着したのですが、こちらも店らしきものが一軒もありません。
フェリーの待合所の人に聞いて見ると、諸鈍の集落内に商店が一軒有るというので、早速行って見る事に。
しかし、集落の入り口から先は細い路地になっていてその先のどこに店が有るか皆目見当がつきません。丁度郵便局があったので、そこで教えて貰ってなんとか店を見つけられました。
店に入ってみるとコレも予想通りというか品揃えは余りよくなく、すぐに食べれそうなものは菓子パン位だけした。しかもその菓子パンのうち一つは袋の中に大量のアリが入っていてカミさんがドン引きしてました(笑)。
まぁ、何とか食べれそうなパンを二つ選んで、デイゴ並木のある所まで行き、浜に降りて侘しい昼食となったのでした(いや、こういうのも好きなんですけどね)。 |

弾薬庫
中も開放されているのですが、奥まで入ってみようという気にはなりませんでした。 |
昼食を食べた後はリリーの家を探しに。
リリーの家と言っても何の事だかさっぱりの人も多いと思いますが、「男はつらいよ」の最終話はこの加計呂麻島が舞台になっていて、浅丘ルリ子演じるリリーがこの集落に住んでいる、という設定になっていました。
出発前にカミさんがビデオを借りてきたので勉強済です(笑)。
そのロケ地となった民家を訪ねに行った訳ですが。。。
なんとなく映画で見た光景と似ている風景は有るものの、家が見つかりません。。。それっぽいのはあるのですが、石垣の高さがなんとなくしっくり来ないのです。
結局分からなかったので、その辺で日向ぼっこをしていたオジイに尋ねて場所を教えてもらい、見つけたは見つけたのですが、それでもイマイチピンと来ませんでした(^^;)
(吉岡秀隆演じる諏訪満男(ってパーマンかい!?)がリリーの家に着いた時に石垣から身を乗り出して居候の寅さんに話し掛けるシーンがあって、結構高いように見えたんですよねぇ。。。)
現在入居者はないものの、一応管理されているらしく、本当は敷地に入る事は出来ないのだとか。。。
ここまでアツく語ったもの、寅さんの他のシリーズは殆どは見ていないので、実はあまりピンと来ていない部分もあるんですけどね(汗)。 |

金子手崎防備衛所
こちらからは分かりませんが2階建てになっています。 |
ということで、並木と反対側の公園にある碑をさらっと眺めてから、程近い場所にある安脚場(あんきゃば)戦跡に行って見る事に。
港で貰った地図とカーナビを参考に峠越えのコースをたどると、安脚場の集落に出ます。集落には安脚場戦跡の看板が出ているので、その通りに進むと海岸に突き当ります。ところがここに看板がなく、右折するのか左折するのか分かりません。
左折すると集落の端へ、右折すると行き止まりっぽい感じです。
原付の車の前に同じく観光で回っているっぽい人が居たのですが、この人も迷っているらしく、交差点でどちらに曲がろうか考えているようでした。
後ろから原付の車が来てしまったからか、とりあえず左へ曲がっていきました。
ここいら辺の道は離合が大変そうだったので、原付は駄目もとで一旦右へ入ってみる事に。
どんどん集落から離れ不安になりながら進むと、どん詰まりだと思っていた道は道なりに右に行けるようになって見ました。
更に不安になりつつも進んでみると暫く進んでやっと案内看板を発見(不親切だ。。。)、右折で正解だったようです。 |

上の写真の2階部分。
半円形の部屋で、後ろは海になっています。
監視部屋だったのかな? |
そこから結構きつい坂道を登って、暫く行くとちょっとした広場のような場所があり、そこから先は車止めがあって進めないので、ここに止めて更に徒歩で上っていきます。
歩道はレンガ敷きで綺麗に整備されていました。
ちょっとしんどいな〜、と思い始めた頃に頂上に到着。異様な雰囲気で佇む建物群が見えてきます。
辺りは公園になっていて施設を一周できるように散策路なども整備されていて、おどろおどろしい雰囲気は余りありません(夜は来たくないですが。。。^^;) |

弾薬格納庫 |
安脚場戦跡に付いて簡単に紹介すると、大正9年に砲台が設置され、その後太平洋戦争に突入する頃になると、内海となっている上、水深が深い大島海峡が海軍の戦艦の停泊地となり、この海峡を防衛する為に島の東側にあったこの砲台を昭和16年に日本海軍によって整備したものだという事です。
ガラスや扉は外されていて、内装品も一切なくなっていますが、かなり堅牢な作りになっているらしく、特に崩壊しているような所もなくそのままの姿で佇んでいる様は戦争遺跡、というよりも建築途中で施工中止になった施設のようです。
場所柄DQNが訪れるような事もない様で、至って綺麗な状態で保たれていて、荒らされて施設の内部が閉鎖になった猿島とは全然違います。 |
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そろそろフェリーの時間になったので、公園を後にして瀬相港に戻る事にしました。
行きに結構時間がかかったので帰りもそのくらいの時間を見て戻ったのですが、道に慣れたせいか思いの外早く着いてしまったので、港から程近い所にある嘉入(かにゅう)の滝を見に行く事に。
カミさんは疲れたのか助手席で爆睡しているので気遣いなくガンガン責めながら峠道を登っていくと滝の看板が。
コレが加計呂麻島で唯一と言われている滝です。
ここ数日雨が降っていたせいか水量が結構有ってなかなか壮観です。
フェリーの出港時刻が近づいているので、さらっと眺めて急ぎ足で港に戻り、フェリーに乗り込みました。 |

嶽乃湯さん。古きよき銭湯でした。
港の横の公園にあった土俵で稽古していた少年が湯船で泳いでいました(^^) |
古仁屋に戻ってきてから、丸屋という店で晩御飯。
食べ終わったあと、海を渡ってきて体がベタベタするので銭湯がないかと店の人に尋ねると、すぐ裏に有るというので、ひとっ風呂浴びてすっかりほっこりしてしまいました。
そういえば、カミさんご要望のスノーケリングがまだ出来ていません。ガイドブックを開くと、この辺にも「ヤドリ浜」といういい感じの浜があるというので、行ってみたいのですが、何せもう夜です。今から行って潜る訳に行かないのは勿論ですが、かといって一旦名瀬に戻ってまた明日出てくるのも億劫です。
で、カミさんと相談した結果、車中泊を決行する事に。 |

every one
鹿児島地方に多いコンビニ。名瀬に2店舗、古仁屋に1店舗あります。中はパン屋が併設されて時間が合えば焼きたてパンが買えます。 |
どうせだったら、浜に近い所で宿を取ろうと思い、コンビニで食料を買い込み、ヤドリ浜に向かったのですが、浜辺の入口はホテルが建っていて、車を止めて置ける場所がありません。
適当にうろうろして車を止めて置けそうな路肩を見つけたので、そこで車中泊を決行。
しかし、当然の事ながら車内はエンジンを切ると蒸し暑く、しかも途中土砂降りの雨が降ってきたりして、窓も開けられず、なんとも寝苦しい夜でした・・・(^^; |